糸島市子どもの居場所「みなも」を運営されている、九州大学准教授、佐々木玲仁先生。(馬とヤギがお好き!)
5月、『糸島子どもの居場所プロジェクト』を立ち上げられ、 クラウドファンディングで新たな居場所「うみのね」を開設されました。そこに至ったお考えを今回はじっくりお聴きしました。
一年で500人もの子どもが自ら命を絶っているこの国。
不登校の数も大変増えていっているけれど、もしかしたら一番しんどい思いをしているのは、学校に行けてしまっている子どもたちかもしれない、と、切り出されました。
子どもにも「有給」制度をつくったらいい、と糸島市に本気で提案された、という佐々木氏。
子どもたちが歩いて行ける場所、せめて各小学校校区に一つ、23ケ所に居場所があれば、子どもたちは随分救われるのではないか、というのが『糸島子どもの居場所プロジェクト』
では、どんな居場所だったら、子どもたちが行きたい、居たい、居場所になるのか?
子どもの居場所をつくるにあたって、大切にされていることは、徹
子どもが本当に安心して、自分を大切にでき、だれかの顔色をうかがわずに過ごせる場、そんな場が、子どもの身近なところに今必要であることを、切実に感じさせられたお話でした。
当日は47名もの方の参加があり、座談会にも25名の方が残られ、切実な質問ややり取りが続きました。子どもをとりまく環境について、こんなにも多くの人たちが真剣に考えておられることを、心強く思いました。ご参加くださった方々、ありがとうござました。
録音状態があまりよくありませんが、録画を撮っております。ご希望の方は、お問い合わせください(講演の部分のみ)。