NPO法人いとしま児童クラブ

みんなの居場所

7.18(金)江連麻紀さんとの「子ども当事者研究会」後半レポート by 江連さん

江連麻紀さんとの「子ども当事者研究会」
大変興味深い時間となりました🤔🙄🙂
後半レポート by 江連さん
ありがとうございましたෆ‪

P.S. 江連さんは「川崎市こども夢パーク」の「フリースペースえん」のスタッフさんでもあります!

フリースペース「えん」

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大学3年生病「将来やりたいこと行方不明不安」

福岡県糸島市にある「NPO法人 いとしま児童クラブみんなの居場所」で子どもや若者と当事者研究をしました。

この日、1回目の研究のときは15人くらいの子どもたちがいましたが、研究が終わるとみんな遊びに行ったため2回目はボランティアで来ていた九州大学の学生さんと関心のある子たちの少人数で研究しました。

学生さんから出てきたテーマは大学3年生の就活についてでした。

学生さん
「就活してたら不安がいっぱいになってきて・・・」

小学生Aさん
「早ければいいってもんじゃない」
「自分が何に向いてるか、何が好きかを考えた方がいい」
「焦らなくて落ちつくことが大事」

学生さん
「小さい頃は旅行やモノづくりが好きだったけど、今はもう何が好きなのかわからなくなってきてて・・・」

小学生Aさん
「自分の軸っていうのがあって、そこにハマると好きっていうのはわかるんだよ。」
「でも好きがわからないなら、好きを探すんじゃなくてほっとするを探した方がいい。心の線っていうのがあって、好きっていう線にほっとするはかぶってるから、自分がほっとするを探したらそこが好きってことなんだよ。」

小学生Bさん
「好きなことってやってからわかることだから」
「私は学校行ってなくて、最初の頃は周りの子たちは学校に行ってるのに自分だけ行ってないから不安になってたけど、ここに来て(学校に)行ってない子がいるってわかったから気にならなくなった。だから就活で悩んでいる人の話しや、就職してない人の話も聞いたほうがいいと思う。」

対話の中から私が印象に残った一部をご紹介しました。一緒に研究しながらAさんとBさんの言葉に感心しきりでした。

その後、学生さんが自分の不安に「将来やりたいこと行方不明不安」と名前をつけて、同級生は大体焦っていることがわかったため多くの3年生がかかる「大学3年生病」かもしれないねと話しました。

不登校の子どもたちが仲間を見つける大切さを改めて子どもから教わって、Bさんがいとしま児童クラブと出会えてよかったと思ってる気持ちも伝わってきました。

参加してたAさんにSNSなどで研究のときの言葉を紹介したいと伝えると、「いいけど、条件がある。ここの宣伝もしてくれるならいいよ!」と許可もらいました。

学校行ってる子も行ってない子も無料で立ち寄れるいとしま児童クラブは、会員の会費や寄付で運営されています。URLからぜひご寄付もお願いします。

多くの子どもたちが通ってるいとしま児童クラブみんなの居場所を大人たちで応援していきたいです。

今回の福岡は他にもフリースクールなどで子どもや若者たちと研究三昧の時間を過ごしました。子どもたちってすごいんだよー!!と伝えたくなる研究ばかりで、他の研究のことも書きたいなーと思ってます。

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